
松本清張が好きです。
愛に生きる価値とは?
はじめに
人生に悩む時期。40歳代も中盤に差し掛かり、今まで生きてきた年数より、残りの年数のほうが短くなった。
親の病気や死に直面し、人生の意味について考える。会社が倒産しそうだ。辛い。支払い督促、給与支払い、税金滞納、解雇。
そんな時、松本清張の”駅路”(短編集の中の1作)を読んだ。
定年まで勤め上げた銀行員が、幸せな家族がありながら好いた女とのセカンドライフを夢見るが、行方不明になり…、というストーリー。
自己紹介
昭和54年生まれのおじさんが、人生はすべて暇つぶしだと諦観を抱えながら、しかし何か希望や意味があるのではないかと思いながら、書き連ねるブログです。
転職歴 数十社 現在会社社長(廃業準備中)
なぜこの本を取り上げたのか
松本清張についての紹介は必要ないと思う。けれど、この人の本を数十冊読んで大ファンになった。きっかけは、みうらじゅん氏の”清張地獄八景”である。
そこから一気に数十冊を読み込んだ。感動しながら。令和6年になってもなお、不変な人間の欲や愚かさを読むと、感動とともに少しの生きる意味を教えてもらえる気がする。
物語のあらすじ
そのなかでもこの『駅路』は、賢いであろうはずのエリートの人生の裏に、好いた女性との密やかな、しかし着実な歴史の積み重ねが見える。
人生の教訓 その1:人間関係の複雑さ
銀行員として社会的立場もある。家庭も順調にいっている。世間からみれば順風満帆な人生に見える主人公の人生にも、隠し事がある。
対して女性は、地方で順風満帆とは言えない人生を過ごしてきたと想像される。しかし、自分が惚れた男性との生活を夢見て自分の貴重な若い人生の時間をささげるのである。
令和6年は、愛に生きる、など笑止千万な時代だと思う。そんなものに価値はないかのような風潮だと感じる。
しかし、松本清張作品を読んだときに心を動かされるということは、自分の真相の中でその価値感に共鳴する何かが残っていることを実感した。
人生の教訓 その2:諦めの道のり
物語の最後に、犯人を追いかける刑事にしゃべらせるセリフに松本清張の諦観とその中にある誇りを感じた。
まとめ
記事の総括
松本清張の『駅路』を通して、愛に生きることの価値、そして諦めの中にも誇りを持つことの重要性を学びました。
これからも松本清張作品に感動した人間の喜怒哀楽、愚かさから元気をもらいたいと思います。そしてその元気を皆さんと共有したいと思っています。
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松本清張の作品を読むことで、皆さんも何かしらの感想をお持ちの事と思います。この記事を読んで、何か感じることがあったり、自分の考えを共有したいと思ったりしたら、ぜひコメント欄に書き込んでください。皆さんの意見をお聞きするのを楽しみにしています。
終わりに
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次回の記事の予告や関連情報の紹介
次回の記事では、松本清張作品を取り上げ、過去の苦悩を乗り越える強さについて考察していきます。
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